保育園児だったUくんがよく言ってました。「赤は血や肉をつくる」たんぱく質、「緑は体の調子を整える」ビタミン・ミネラル。
それらが学食の
レシートに記されていることに今日気が付きました。そして「黄色は働く力」の炭水化物。降り続く雨でお昼になっても肌寒いけれど、きつねそばで温まりました。さあ午後もがんばろ。
帰りの電車はいつも通りの満員電車。
リュックを棚に上げて、つり革を持つと、前に座っていた小学生の女の子が、少し体をずらして自分の隣りの隙間を広げてくれました。3年生くらいでしょうか、大人がひとり座るより座席にゆとりがあって、更に場所を空けてくれたのです。
さっと座ればよかったのに、わたしがぐずぐずしていたのがいけませんでした。
女の子は立ち上がって「どうぞ」と席を譲ってくれました。もう座るしかありません。「ありがとう、じきに降りるの」と聞くと「もう少し」、「おかばん持ちましょう」には「大丈夫です」と笑顔ではっきりした返事です。
女の子はつり革に届かないのでフラッとすることもありましたが、15分ほどを頑張って次の駅で下車し、各駅停車に乗り換えました。
降り際に「ありがとう、気をつけて帰ってね」と言うと、胸の前で右手を小さく手を振ってくれました。
彼女にもわたしくらいの年恰好のおばあちゃんが居るのかもしれません。エンボス加工の校章の黒いランドセルと永久歯になった白い前歯が印象的でした。
彼女の笑顔は大きな「働く力」になりました。また会えるといいのに。